駆け抜ける青春

昨日は、渋谷で打ち合わせの後、ラフォーレ原宿にて「ハチクロ展」を
見てきました。
はぁ・・・・原画は素敵ですね〜。こういう生原稿をもっと若いうちに目にして
いたら、私の人生もまた違った方向へ行っていたかもね・・なんてことを思いました。


人生とはいつどこへ転がるか解らないものです。
昨日打ち合わせをしていた方は、私が大学時代に演劇していた界隈の方でした。
大学卒業以後、全く音信不通でしたが、去年突然連絡を頂きまして、
今は編集・ライターさんであるとか。
なにやら、運命感じちゃうわけです。

この方のコミュニケーション能力の高さには、当時から羨望と尊敬の念を抱いていましたが
その時代の人々と、今でもがっちり繋がっていることが解った昨日は
本当に、人間関係の幅広さと長く続けられる人柄に、感動すら覚えました。

人脈、まさに次に繋がるキーワードです。



対照的に、大学生の頃の自分は・・心の余裕が全くなく、寄らば斬る!という勢いで
関わる先から界隈を捨てて渡り歩いていました。

なんだか、異常に個性的で変なパワーに満ちたその世界では、
面白い演技ができないと、存在自体が否定されたような感じがしました。
プロでもないわけですが。
真剣に演劇を志す方々との間では、全く会話が成り立たない気がしていました。
被害妄想が半分以上だったとはいえ、常に心がダークサイドでした。
自信の無さが全てをダメな方向へ押し流しているようでした。


そして、蓄積されない人間関係の連続に、すっかりウツになりつつ
でも、モノを作る現場は大好きでした。
芝居はもうやらん!と普通の企業に就職し、社会にでてみました。
あれですわ、別に特殊な演技能力とか、面白いこと言えなくても
普通は蔑まれたりしないんだわ、と解った時、私の意識は変わりました。
いいんだよ、グリーンダヨ!普通で!


だけど、やっぱり何か作ることで堂々と生きて生きたい、
という気持ちは残りました。会社を辞めてから、その気持ちが戻ってきました。


まだまだですけども。そして、結局、自分の力不足をいつも痛感しているわけ
ですけれども。だからと言って、まだ諦めない。今度は逃げずに勝負を。


己の敵は己であり、自分探しの旅は、いつも脳内で行われています。


どうせ悩むなら、実りある何かのために。


これは、明日使います。